英霊・顕彰

軍艦「利根」戦歿者慰霊碑

碑文名
軍艦利根戦歿没者慰霊碑
建立日
昭和40年7月25日
英霊
乗員128柱及び島民17柱
解説

「利根」は主砲を艦首に集中配置することによって艦尾を空け、 水上偵察機搭載能力を増した独特のシルエットを持つ1万t級の重巡洋艦 で日本海軍が建造した最後の重巡洋艦である。
本艦は比島沖海戦で損傷した艦体を修理した後、 昭和20年2月海軍兵学校練習艦として江田島湾に回航され、 慰霊碑のある場所の沖合に投錨して艦体を木の枝で覆い偽装していた。 しかし7月24日より米軍艦載機の波状攻撃を受け28日の夕刻に沈没。 乗員128名が亡くなり、一方島内に落ちた爆弾のため住民の中からも犠牲者が出た。
なお慰霊碑裏には「軍艦利根資料館」があり遺品等が展示してあったが、令和3年11月に資料盗難が原因で閉館となった。悲憤に堪えない。

アクセス

国道487号線「中町港入口」交差点より県道36号線を東方面に650m。宿泊施設や病院のあるエリアの手前の道を左折。駐車スペースあり。
広島港からの高速艇発着の「中町桟橋」より1km。

地図