英霊・顕彰

瀬野 浄行寺 忠魂碑

碑文名
忠魂碑
建立日
明治44年9月10日 在郷軍人会
英霊
明治時代戦没者:海軍5柱 陸軍44柱 大正~昭和時代戦没者:68柱
解説

碑の裏側に明治10年から38年の間に散華された御英霊5柱のお名前が、散華された場所とともに刻まれている。 それとは別に台座部分下段に海軍と陸軍に分かれて、明治6年から41年まで、年毎に44柱のお名前が刻まれている。 海軍の部に明治6年兵として刻まれている方がいらっしゃられるが、当年は徴兵制が始まった年であり、海軍がかかわる戦役もなかったことから ここに刻まれている年は散華された年ではなく、入営された年なのかもしれない。 また台座部分上段には大正昭和戦没者氏名として68柱のお名前が刻まれている。これは後年合祀されたものと思われ、 その時に碑と明治時代の台座の間に挟み込むように設置されたようである。
瀬野駅から近いため、列車や踏切の音がしばしば聞こえ、さらに山の上にあるニュータウンに上がるロープウェイのようなモノレール(スカイレール)が 碑の後ろを登っていく。また隣接している保育園からは園児の声が聞こえるなど、まことに賑やかな環境の中に碑はある。 しかし左右には見事な松が植えられ、周囲は雑草もなく綺麗に掃除されていた。

アクセス

国道2号線「瀬野大橋東詰」交差点より瀬野駅「みどり口」を回り300m。2号線「瀬野川郵便局前」交差点からは一方通行のため進入できないので注意。駐車場あり。
JR山陽本線「瀬野」160m。

地図