英霊・顕彰

饒津神社 北清事変忠死者紀念之碑 及び 検疫部職員死者追悼ノ碑

碑文名
明治三十三年北清事變忠死者紀念之碑
建立日
北清事変忠死者紀念之碑:明治34年7月13日  検疫部職員死者追悼ノ碑:不明
英霊
北清事変忠死者紀念之碑:238柱  検疫部職員死者追悼ノ碑:53柱
解説

広島駅西方の饒津(にぎつ)神社の鳥居左側にある北清事変忠死者紀念之碑は、広島を本拠地とする陸軍歩兵第十一連隊のうち北清事変にて散華された御英霊を祀っている。 六角柱の三面に散華された御英霊の階級とお名前が刻んである。頂部に頂く鷹は大東亜戦争中に供出されたものを 平成19年に金色にして(当時は黒色)復元したとのことである。
鳥居右側にある検疫部職員死者追悼ノ碑は、日清戦争帰還兵を介して伝染病の国内侵入を防止する目的で明治28年似島に開設された陸軍検疫所において、 病気等に感染して亡くなられた53名の方を追悼するために建てられたもので、碑の裏側にそのお名前が刻まれている。
広島駅に出入りする新幹線や山陽本線の列車の音や自動車の音が絶えず鳴り響く場所ではあるが、神社の境内は少し落ち着いた雰囲気で、 御英霊も祖国郷土の発展を感じておられると思う。

アクセス

県道84号線「饒津ガード」交差点角。境内に駐車場あり。
広電バス5号線「饒津」80m。

地図