- 建立日
- 昭和25年5月21日
- 英霊
- 不明
- 解説
垂水港の後ろの丘にある古社八幡神社の境内に
「國のため命ささげし人々のことを思へば胸せまりくる」
の昭和天皇の御製で始まる由来碑がある。 続いて「大東亜戦争後國民学校々庭に有りし忠魂碑は引き倒され殉国の英雄を戦犯の名に代えんとするが如き世情を慨嘆し有志相謀り此の社頭に於いて町民各位に訣別国の不滅を信じ勇躍歓呼の旗の波に送られて出征せられし当時の雄姿を追憶し資材の配給を乞い氏子霊社の名の下に小祠を建て靖国の英霊を招き奉祀す」と刻まれている。 終戦後の占領軍に迎合した世論の手のひら返しの状況がよくわかる碑文である。しかし今回ここに記された祠を探してみたが、残念ながら見つける事は出来なかった。
碑の隣には、昭和天皇即位時に旧役場に建立され、昭和54年の役場の移転から39年を経て、この神社境内に再建立されたとされる「今上天皇御即位紀念碑」がある。- アクセス
垂水港より県道65号線を白水港方面に750m、「古社八幡神社」看板を入り800m。駐車場あり。
山陽商船フェリー「垂水港」850m。- 地図