- 碑文名
- 忠魂碑
- 建立日
- 昭和7年3月
- 英霊
- 日清戦争:1柱 北清事変:2柱 日露戦争:8柱 第一次世界大戦:1柱 支那事変:19柱 大東亜戦争:166柱 原爆死:29柱
- 解説
県道沿いにこじんまりと建つ貴船神社の拝殿左側に碑はある。
碑の裏側に日清戦争から日独戦役(第一次世界大戦)までの御英霊12柱の所属階級、散華された日が刻まれている。 これをみると明治38年3月1日の同じ日に2柱が、続く10日と14日にそれぞれ1柱が散華されているのがわかる。おそらく奉天会戦によるものと思われるが、 数日のうちに同じ集落から4柱も散華しているのは悲しい事である。
碑の左右には、上記の12柱に加えて、支那事変から大東亜戦争までの御英霊達の御名前が刻まれた碑が建てられており、昭和38年9月再建と記されてある。 再建ということから、占領軍による、愛国的思想の根絶を目的とする 慰霊・弔魂的行為の禁止の影響を受けたか、 もともと日独戦役までの御英霊を祀る碑に、 支那事変と大東亜戦争の御英霊を合祀した際に再建立したものと思われる。
碑の状態も良く管理もきちんとされているように見えた。- アクセス
県道36号線 三高港より西へ500m。神社に駐車場なし。
瀬戸内海汽船 広島~三高フェリー 三高港より500m。- 地図