英霊・顕彰

向原護国神社 及び 慰霊碑・戦傷病者の碑

碑文名
慰霊碑 戦没者慰霊碑 戦傷病者の碑 慰霊・明治天皇御製
建立日
護国神社 創建年月日不明 慰霊碑 平成25年3月 向原護国神社奉賛会建立 戦傷病者の碑 平成8年8月 向原町傷痍軍人会建立
英霊
慰霊碑 399柱 戦傷病者の碑 42柱
解説

向原の中心部を見渡す小高い丘に、護国神社と戦没者慰霊碑と戦傷病者の碑が建っている。2つの碑はともに平成年代の建立である。
戦没者慰霊碑の裏側に向原護国神社祭神名簿として、399柱もの御英霊のお名前が、戦役の区別はなく出身集落ごとに、びっしりと刻まれている。 女性のお名前も散見されることから原爆犠牲者の方も祀られていると思われる。また向原忠魂碑に祀られている御英霊のお名前もある。
戦傷病者の碑には昭和天皇の御製
「国もると身をきつつけし人ひとのうえをしおもふあさに夕へに」
が正面に刻まれ、裏面に向原町戦傷病者氏名として42名の方のお名前が銅板に刻まれている。
碑の右手には「英霊の御前に  国に捧ぐる命ぞと 国に捧ぐる命ぞと 勇み征かれしその姿 今も瞼に浮かび来て 在りし面影偲ぶなり   君雄雄しくも征かれしも その志なかばにて 身に瀕死の重傷をば 受けてたおれし君なれど 国を護る一念は   見事再起奉公の 誓いを果たし故郷の 護国の英霊を祀るそば 慰霊の碑に永久に 君安らかに眠られよ 君安らかに冥られよ」
と書かれた看板が立っている。戦傷病者として帰国したのちに亡くなられた方々を、戦地で散華された御英霊と一緒に祀ろうという、優しい思いが伝わってくる。

アクセス

県道37号線「梨の木」交差点より南へ300m。細い参道があり登りきると少量の駐車スペースあり。大型車は麓に止めて登ることを勧める。
備北交通バス 高田南部線 「梨の木」250m。

地図