英霊・顕彰

神辺町 御野護国神社

建立日
昭和20年12月30日 
英霊
日清戦争:陸軍2柱 日露戦争:陸軍3柱 満州事変:陸軍1柱 海軍1柱 支那事変:陸軍17柱 海軍1柱 大東亜戦争:陸軍106柱 海軍26柱 軍属6柱 義勇軍3柱
解説

日露戦役凱旋記念砲弾碑が建つ下御領八幡神社の境内西側に護国神社はある。 神社由来を見ると昭和11年に御野小学校校庭に忠霊社が創建され、20年に現在地に移築し御野神社と改名、平成17年に御野護国神社に改名されている。 20年の移築改名は、おそらくGHQの思想弾圧を逃れる為であったと思われる。 拝殿手前に建つ平成22年御野地区遺族会建立の顕彰碑には、御英霊166柱の御名前が各集落毎に刻まれ、 裏面には「国家ノ守護安寧ノ道 一筋ニ時ノ国難ニ當リ身命ヲ捧ゲタ護国ノ英霊 百六十六柱 其遺徳ヲ偲ビ追悼ノ誠ヲ捧ゲ併セテ軍人軍属義勇軍トシテ従軍シタ栄誉アル殉国ノ史実ヲ顕彰シ後世ニ伝承スル」という碑文と、 縦軸に戦役、横軸に所属を記した166柱の御英霊の状況を示した表などが刻まれているが、このような表はきわめてユニークなものである。
平成の御代に入って護国神社と改名し、戦没者の状況を調べた顕彰碑を建立したうえに、 毎年4月第2日曜日に慰霊祭、年末に大掃除を行っている地元遺族の方々の慰霊の姿勢には感謝したい。
なお1.2km東方には神辺町 天王神社 忠魂碑がある。

アクセス

国道313号線「国分寺前交差点」より500m。神社に駐車スペースはあるが道が狭隘なので、大型車は西隣にある備後国分寺駐車場に停めさせてもらうのが良い。
井原鉄道「御領」900m。

地図