英霊・顕彰

安芸津町 榊山八幡神社 旌忠碑及び護国神社

碑文名
旌忠碑
建立日
旌忠碑 大正10年10月  護国神社 昭和28年頃創建(文化庁国指定文化財等データベース参照)
英霊
400柱(広島県遺族会ホームページ参照)
解説

海を見下ろす高台にある、榊山八幡神社境内拝殿手前左側に、護国神社本殿と旌忠碑が並んで建っている。 旌忠(せんちゅう)とは国家に対する忠義を顕彰することを意味する。 碑の前面に碑文が漢文で刻まれており、そこには、三津村の人口4500名のうち、明治大正の戦役で248名が従軍した事。 西南の役、日清戦争、北清事変、日露戦争、第一次大戦(青島攻略)、シべリア出兵の六戦役が、 どういう戦いであったかが書かれている。おそらくこれらの戦役に従軍された方々を顕彰するとともに、散華された御英霊を祀っているものと思われる。 また碑の右横には「昭和22年4月 占領軍 壊 昭和30年4月再建復元」の文字が見えるので、 大東亜戦争終戦後の占領軍の 愛国的思想の根絶を目的とした慰霊・弔魂的行為の禁止命令により、一度廃棄されているようである。 また遺族会の示している御英霊の数が、碑文の従軍者数を上回っていることから、再建の時に、その後の戦役で散華された御英霊も合祀しているのかもしれない。 さらに平成13年には芸予地震により損壊したが、氏子有志の尽力により修復されたようである。
護国神社は国の登録有形文化財(建造物)に指定されている。

アクセス

国道185号線「榊山」交差点より、鳥居をくぐる坂を登る。駐車場あり。
JR呉線「安芸津駅」750m。

地図